用語

CPU用語の「パイプライン」という言葉がイマイチ理解できんかった(言葉というか、パイプラインを深くする(長くする、段数を増やす)ことがどうして高クロックの実現に一役買うのかがわからなかった)んだけど、最近になってやっとなんとな〜くは理解できた気がする。以下間違いがあったら指摘してくださいエライ人。


パイプラインの効率はいかに前の命令が終わる前に次の命令の処理を始められるかに依存する。命令は(基本的に)一クロックごとに各段階を経て処理されるのだから、それぞれの段階を細かくすればするほど次に迫ってくる命令との距離(情報量)を縮められる。命令を完了するまでに必要な計算量は拡張命令(ウラワザ) でも使わない限り一定なので、段数を細かくするということは各段階での計算を単純化していくということに繋がる。単純化された命令はもちろん比較的簡単に処理できるので、一クロックが要する時間が減る。すなわち、高クロック化が実現できる。
要するに階段の段数を細かくして、できるだけ隙間を空けないように詰め込みながら駆け上がらせるようなものなのか。到達点の高さが同じなら各段の高さが低くなり、よって駆け上がりやすくなる、と。
一歩上るときに完了する計算はもちろん少なくなるけど、それよりも詰め込みによる高効率を目指したのがネットバーストだった。(Athlonとのクロック競争にも勝ちたかった)


これでいいのかな。