CPU

パソコン内部において、CPU以外のパーツは常に指示される立場であり、逆にCPUは常に指示する立場である。CPUが常に高性能を求められる理由はここにある。指示する側の処理が遅ければ、全体の処理が遅くなってしまうからだ。
CPUの性能を表す数字として最も一般的といえるのが、動作周波数、つまり「クロック」である。クロックはHzで表記され、この値が大きいほどCPUは高速で稼動し、性能が上がる。最近のほとんどのCPUは1GHz(=1,000,000,000Hz)以上の速度で動作している。
一方、普段目にすることは無いが同じく性能の指標としてIPC(Instructions Per Clock)と呼ばれる値がある。IPCは、1クロックの間にCPUがいくつの命令(プログラムを細切れにしたときの個々の内容)を処理できるかを表す。クロックは基本的に各CPU毎に値が固定されているが、IPCは実行するプログラムの内容や状況によって刻々と変化する。
要するに、CPUの性能は 「IPC×クロック」 で決定されるのだ。
我ながらツマラン文章だ。