大惨事

バイト帰りにチャリでこけた。今回完全に自損事故。
少し、そう少しだけ速度がノッた状態で小さ目のRな左カーブ。
きっかけはわからない。カーブが一番キツくなった瞬間にペダルを踏んで加速したのかもしれない。なんしか何の前触れもなしに、ハンドルが左にスピンした。
自転車はとにかく前輪命で、そこがコントロール不可能になるとその先には死あるのみ。
ダブルフォークならまだしもシングルなマイ現地用チャリ(借用)の前サスはいとも簡単にあっち向いてホイ。ハンドルが90℃、もとい90°左に向くのは急制動どころかロックに相違なく、ブレーキやペダルなんて小細工が全く通用しなくなったマイ現地用チャリ(借用)は前輪接地点を中心に私を背負い投げ。
手や膝は冬季装備によりほぼ無傷、しかし右手前にまで回りこんできた左ハンドルの先端が私の右内股をペネトレイト。(誇張)
その瞬間全神経が痛覚のみを転送し、悶絶なんてレベルじゃねーぞッ。
闇を黒で塗りつぶす路地の上、異常振動に断末魔を上げ停止するA-3000とともにただ蹲る。異議あり。ガクガクとその場を転げまわってた。
チャリそのものに目立った外傷はなく、そもそも闇夜に目立つ外傷なぞもはや致命傷じゃねーかと安堵しながら震えるその右足でペダルを踏み抜き一路帰宅。玄関開けた瞬間ラグビーのトライよろしく倒れこむ。空腹を満たす2分でご飯計画はこの時点で頓挫確定。
今は該当個所に冷えピタを貼った上から水枕を当ていつも以上の猫背でサイレントキーボードを繰っている。
母の「あと10cm内側じゃなくて良かったね」の言葉に救われたやら情けないやら。
明後日から通学できるのかこれ。